私なりにショットを解説してみる第2弾!今回はドライブです!
GWも終わりかけになって、ようやく少し時間ができたのでがんばって記事にしてみたいと思います。
カットから始まりドライブと続き記事タイトルに①②と振ってますが、教える順番は全然違うのでご注意ください…。「指導するときになにから教えるべきか」はまた後日別記事で紹介します。
ドライブって?
バドミントンのショットにおけるドライブとは、シャトルを地面と平行(フラット)な飛び方に近づける球種だと考えています。
友だちやバドミントンの経験がない人に「真っすぐ打ったらいいよ!」って教えたりすると「真っすぐ=剛速球」みたいなイメージなのか、すごい勢いで羽根を打つ人もいるので教え方が難しい気がします。
ダブルスをする際に重宝するショットで、ドライブができるのとできないのとでは試合に大きな違いがうまれます。
また、他のショットを打つときにも応用を利かせやすいので、ドライブという一つの球種として考えるより真っすぐ飛ばすという「シャトルの飛ばし方」が大事です。
緩急でいえば、カット(特にドロップ)が「緩」でドライブは「急」に当たります。(例外あり)
ドライブの種類
ドライブはカットに比べて種類がほぼありません。
- フォアハンドの握り(ウエスタングリップ)で打つ
- バックハンドの握り(イースタングリップ)で打つ
ぐらいしか思い当たりません。
どのあたりにシャトルが飛んでくる(と予測する)かで握り方が変わるor変えるだけです。
ただし、派生の項目で述べますがドライブは飛ばし方なので、他の多くのショットと組み合わせが可能です。
ドライブの打ち方
ダブルスで活用する球種で、尚且つ緩急の急にあたるのでドライブを打つときに注意したいことは、
小さな動きでいかにシャトルを速く打てるか
が肝になってきます。コンパクトな動きで連打するのです!
種類がない代わりに握り方での守備範囲が変わってくるので画像を参考にしてください。
右利きでも顔より左にくる羽根をフォアハンドでさばくこともできます。(ラウンドで打つ=若者向け)
練習でお互いにドライブを打ち合うときの打ち方を紹介します。
- お互いにドライブを打ち合うときの打ち方
- 肘が突っ張らない程度に腕を前に出し、ラケットの面を(フォアハンドなら)顔より少し上に持ち上げて構える。(バックハンドなら)顔の前に出して構える。
- 羽根が飛んで来たら、肘を少し伸ばしてシャトルを迎えに行き、シャトルに面が当たる瞬間に軽く握るorラケットの面を押す
- 身体の正面にきた球に対してはバックハンド、羽根が浮いて頭より上で触れるときや身体から遠いところに飛んできた羽根に対してはフォアハンドが打ちやすいです。
- 基本はバックハンドで無難に打ち合い、相手の返球が浮いたときはフォアハンドで詰め寄るという打ち分け(守りのバック、攻めのフォア)のイメージがあるといいです。
- 注意点や意識すること
- 手首や腕を大きく振らない
- 大振りの一発より小振りの連発
- 膝を軽くして構える
- フォアハンドとバックハンドの握り替えを素早く行う
- 相手のドライブは常にネットすれすれで飛んでくるものと想定して準備しておく
- 高い球や低い球がきてもネットすれすれの返球を意識する
派生
①ドリブンクリア:ハイクリアの軌道を下げて直線的に打つ。コートの奥で失速して落ちる球。相手の体を煽らせる。
②ドリブンサーブ:低く速いロングサーブ。相手の体を煽らせたり、甘い返球を誘う。
③ショートドライブ:お互いがサービスラインでの極小ドライブの打ち合い。サービス周り(サーブから3~5球のラリー)の技術の一環として上級者に必要。とにかく浮かせずに真っすぐ。
あとは名前があるのか知りませんが…
④スマッシュレシーブに対してのドライブ:スマッシュを打った人の足元にドライブを打って強い球を打たせない。男子ダブルスには必須。
使いどころ
ドライブはどんなときに使えばいいのでしょう。
ドライブが必要な場面を想像して書き出してみます。その際の返球コースも後ろに載せるので参考にしてください。
シングルスではあまり使いません。が、派生に入れたドリブンクリアはサーブからの返球として常に使います。
- ダブルス
- サーブをプッシュされサイドに振られたときの返球→基本はストレートか相手2人の間
- スマッシュの返球(派生④)→相手の前衛の構えていないところ
- 相手がサーブを打った時の返球(派生③)→私の技術では説明できません(´;ω;`)
- 女子ダブルスでスマッシュをしっかり打てないときの返球(派生①)→ストレート、ラウンド奥、相手2人の間
- ハーフ球の返球→相手2人の間
- (特にミックスダブルスで)クリアやロビングでサイドに振られたときの返球→ストレート
5番のハーフ球の返球としてのドライブは判断が難しいです。
ドライブを打った人がそのまま前衛に詰められるならいいですが、打ちっぱなしになるならロビングか、ネットに置いて前に入るか、もう一度ハーフに返すのが無難です。
ショートドライブのコースは勉強してきます…!
まとめ
ということで、シャトルの球種シリーズ第2弾ドライブをまとめてみました!
低い軌道で真っすぐな球を全般的にドライブというので、打ち合いをしているときに球種がわからないものはほとんどドライブになる!
ダブルスには必須の技術になります。強い人ほどどんな姿勢からでもドライブを打ってきます。緩い球でしか試合をしたことがない人はドライブだけで負けてしまいます。
それだけ奇をてらえる球なので、しっかり練習していろんな姿勢からでも打てるようになっておきましょう!
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